当財団は秋田市に生まれた平野政吉(1895-1989)によって、「県民の芸術文化の向上と青少年の豊かな情操の育成」を目的として、1967年(昭和42年)に設立されました。その後、2012年(平成24年)4月1日、公益財団法人に移行し、財団の名称を平野政吉美術財団へと変更しました。
平野政吉が蒐集した美術品は平野政吉コレクションと呼び、《秋田の行事》などの藤田嗣治の1930年代の作品群を核としています。また、1910年代の渡仏前の藤田作品や最初の妻・鴇田とみに宛てた藤田の書簡などが鴇田家から寄贈されています。当財団は、これらの基本財産を広く世界に発信し、後世に伝えるべく活動しています。